スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

避難のふしぎ


大震災の少し後

「公民館へ避難した人たちはけっこう亡くなったみたいだよ…」という話を誰かから聞いた。

公民館は学校よりも海側にあって、二階までしかないからかなぁ。かわいそうだったね。あんな大きな津波来るとおもわないもんね。
…なんていうことを小声に話したような記憶がある。(おぼろげ)



その後、またしばらくすると別の話を知った。

津波がくる直前、閖上の公民館に避難した人達が「公民館は危ないから中学校へ移動しよう」という話になり、中学校へ移動している途中で津波が来て、たくさん犠牲になった。

そっちの話を知ったのは大震災から1ヶ月後くらいだったかなぁ。


同調バイアスとかいうものの存在を聞いたことがあったので(映画Uボートでね!)
根拠はないのに皆がなんとなく「公民館は危険」と思ってしまって公民館を出たのかなと漠然と想像していました。


でも先日のTV番組でインタビューされてた年寄りの話では、公民館を追い出されたので出ていかざるをえなかったと言ってた。



不思議だよね。避難所に指定されてる公民館から追い出されるなんて。


2丁目は閖上ではやや内陸なのに、港に近い場所よりも犠牲者が多いらしい。
2丁目って公民館が近いから避難した人の多くは公民館へ避難したと思うんだ。



この件を最初に知ったのは、その辺りに住んでいて母と弟を亡くした人のブログでした。


でもその人はその話は嫌いだと書いてた。

・・・・・・・・・・・・・・
市役所等で父親が近所の人に会うと、いつも“誰が中学校へ移動するよう指示したんだ”という話になるが、自分はその話がとても嫌いだ。
あの状況では誰も正しい判断なんてできなかっただろうし、犯人探しみたいでいやだ。

・・・・・・・・・・・・・・

…そんな内容のことを書いてた。



確かに。


私もそう思う。。。


でも、今になると何が起きたのかを知りたい気持ちもある。

あの時、地震から津波までの一時間ちょっとの間、あちこちで色んなことが同時に起きていて、検証するのは大変な作業だろうけど、市や県は記録した方がいいとは思うよ。
この前のNHKの番組を見てそう思った。


高台がない街に“大津波が来るかもしれない”っていう状況のとき、人がどんなふうに行動するのか、サンプルになるもん。




6丁目のじーちゃんちの辺りでは警報器だかが壊れていたんだって。
ばーちゃんたちは津波のことを知らないで地震で壊れたガラスを片付けてた。
そこへうちの両親が来て、避難するよう急かされたそうで
杖も置いて避難することになった。
母なんか財布も持たないで家を出たんだよ(´・ω・`)



市のHPにある、身元確認済みのご遺体一覧には6丁目の人がずいぶんいたような印象です。


母は、公民館には人がいっぱいだったので、通りすぎて閖上小学校まで行ったんだって言ってた。
その少しあと、公民館から中学校・小学校の方向へ行く道路は渋滞で動かなくなった。


父も母もじーちゃんばーちゃんも、早急に避難して生きててくれてありがとう(´;ω;`)
「逃げなきゃ!」と思ってさっさと行動してくれとありがとう~(´;ω;`)


私は先日のNHKの番組で、専門家の人が言っていた『人間は基本的に避難しない生き物なんです。』というような言葉にすごく納得したというか
なるほどと思った。
『避難しない人達がいるのは不思議なことではない』と。確かに。
確かに。



だって、自宅からどこかへ避難するってことはさ…
よく考えると家を捨てるに近い行動なんだよね。
たいがい家そのものが一番大きな財産なのにね。
なのに、来るか来ないかわからない災害から逃げるためにそれを捨てるなんて、、、
大地震の直後に家から離れたら、火災が起きるかもしれないし、色んな大事なものもあるし、割れた窓から泥棒が入るかもしれない。
それに、誰か家族が帰ってきて行き違いになるかも。



会社や学校や借家から『家』へ避難するのは比較的容易だけど、
家からどこかへ避難するって、意外と大きな決断なんだよ!


原発の問題でも、避難しない人に対して「どうして避難しないんだ」っていう世間に違和感を感じていました。
避難した方が安全なのはわかるけど、避難しない人を責めるのはなんか違うようなモヤモヤがあり…
他人に「避難しろ」と言われただけで家と仕事を容易に捨てるなんて(・ε・`)できないのが当たり前なんだよ。
(だから避難しなくてもいいって訳でもないけどさ…)
できなくて当たり前。


避難するときはこうするとかああするっていうマニュアルはあるかもしれないけど、
それよりまず人間は、避難しない動物だってことを念頭に置かないといけないのかもしれないね(-ω-`。)



あの時、「大きい津波が来るから逃げろ!」とか「車から降りて走れ」とか、海側に行こうとする人に「戻れ戻れ」と呼びかける人があちこちに少しずついて
各々が大勢の人を相手に、事の重大さに気づいてもらおうと頑張っていたわけです。


校庭に車を停めてほっとしていた母らには、屋上にいる人が「上がれ!上に上がれ!」と一生懸命叫んでいたそうです。
屋上からは既に海面の異常な上昇が見えてたんだと思う。


そういう人達が何気に命の恩人だよね。
一生懸命叫んでた人達のおかげで避難できた人がたくさんいるんだね。
感謝しています(´;ω;`)

母の短歌にも一首入ってた


上がれ上がれと呼ばはる声が数百の命救ひしよ今に思へば




無意識で必死になって大声だしてた人達に感謝状でもあげたいね。
でも被災地にきっといっぱいいるから無理だろうな…お亡くなりになった人も含めて。


まとまりない文章になっちゃったけど…(・ω・)いつもか

NHKの番組見て、また色々考えさせられちったよー。


河北新報ニュース 証言/避難者大混乱、名取・閖上公民館/誘導あだ 多数の犠牲者
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110803_01.htm
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret
(非公開コメント受付中)

No title

動物は身に只ならぬ危険が及んだとき、逃げるか
戦うかを本能的に判断し行動する。
ただ、脳の発達した人間はその時に考えることを
してしまい、本能的に行動ができない。
というのを以前本で読んだことを思い出しました。

あのアメリカの同時テロで飛行機がビルに
突っ込んだ時も、直後に逃げようとしたのは
わずかな人達で、身の回りを整理したり、
大切なものを取りに行ったりして直ぐには
避難しなかった人が数多くいて、その結果
被害にあったてしまった人も多かったそうです。


"人間は基本的に避難しない、できない生き物”

それを念頭に置くことはすごく大事なことですね。

そうですよね(´・ω・`)

避難しない人を説得している間に逃げ遅れたような人達もいますし。

「危機が迫れば当然みんな避難するもの」なんて考えていてはいけないんだと思います。


プロフィール

chiharu

Author:chiharu
http://chihaco.web.fc2.com/

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
カウンター
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。